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RealFi Office Hours #8

日本語全文

2026-08-28 39:46 Discord Investment Framework

このページについて。質問者として名前が読み上げられた方は 参加者A・参加者B に置き換えています。発話した 4 名は実名のままです。

進行役の名前は、この回では一度も呼ばれていません。Ben としているのは #6・#7 と同じ進行役だと判断したためで、この回の音声からの確定ではありません

投資チームの 2 人目は、後半で別の名前で呼ばれています。進行役が別の場で挙げた出席者の並びから Howie が正しいことが確認できたので、日本語版ではそちらに統一しました。英語版は聞こえたままです。

原本は SRT なのでタイムスタンプはありますが話者ラベルがありません。1 ブロックが 1 文と短く、938 ブロックあります。話者の交代と話題の切れ目で割り直しました。冒頭の短い挨拶だけは誰の声か判別できないため (推定) を付けています。

スライドが使われた回です。「次のスライド」「付録のラン」といった参照が残っていますが、ここに載っているのは音声で語られた内容だけです。

Ben00:00:16

テスト、テスト。……つながるかな。David、来ているのが見えるので、発言できるように招待します。……はい、いいですね。David、調子はどうですか。

David (推定)00:00:37

はい、大丈夫です。

Ben00:00:39

おっと、John O'Connor も入ってきましたね。上げられるか見てみます。それから Howie も。……いいですね。

David (推定)00:00:52

どうも、みなさん。

Ben00:00:56

みなさん、ようこそ。今、始まりましたというツイートを出しているところです。ご参加ありがとうございます。聴いている方で誰か呼べる方がいれば、ぜひこのコールに招いてください。
今日の office hours には投資チーム——David と Howie——、それと CEO の John が来ています。David、Howie、John、ようこそ。

David (推定)00:01:22

どうも。

John (推定)00:01:24

どうも。

Ben00:01:25

いいですね。ありがとうございます。

David (推定)00:01:26

来られてうれしいです。

自己紹介 — 投資チームの経歴
Ben00:01:29

では、投資の——これは私がいちばん楽しみにしていた回です。自己紹介をお願いできますか。David から、経歴も少し交えて。そのあと Howie。チームのことをもっと知りたいので。

David00:01:44

ええ。どうも、みなさん。David です。RealFi の CIO をしています。
経歴は投資です。プライベートエクイティ、プライベートクレジット——正確には新興国市場での、データにもとづくプライベートクレジットです。それを 15 年以上やってきました。
いくつかの国に住みました。ドバイ、ガーナ、ペルー、そして今はナイロビを拠点にしています。
RealFi に入った理由は、新興国市場に資本を持ち込むことを強く信じているからです。そしてこれは、これまで伝統的な金融がやってきたやり方とは違うやり方です。ですのでこのプロジェクトに関われるのは非常に楽しみですし、ローンチの準備が進んでいることもうれしい。相当な時間と思考を注いできたので、それをみなさんに共有できるのを楽しみにしています。

Ben00:02:39

ありがとうございます。では Howie——投資の専門家ですね。

Howie00:02:42

みなさん、ありがとうございます。お時間をいただいて。聞こえていればいいのですが。
私は RealFi の投資チームでシニア・インベストメント・マネージャーをしています。CFA 協会認定証券アナリストで、フロントオフィスでの投資経験が 10〜11 年ほどあります。
最初はパブリック市場から入りました。クロスアセットの投資戦略で、株式の配分、債券の配分、そしてデリバティブのオーバーレイからなるポートフォリオを組む仕事です。
RealFi の前は、サブサハラ・アフリカでプライベートクレジットの案件を組成・ストラクチャリングする仕事を 6 年やっていました。ですので信用リスクと流動性が私の中心です。
RealFi に惹かれた理由は、これが未来の向かう方向だと思うからです。TradFi の厳密さを DeFi の投資ヴィークルとプロトコルに持ち込む役割を担えるなら、それが私の毎日の原動力になります。では、スライドを見ていきましょう。

Ben00:03:51

ありがとうございます。事務連絡をひとつ。質問があればチャットに入れてください。スライドのあとに David と Howie が答えてくれると思います。では David、お願いします。

2 つのブック — 即時に出せる側と、7 日待つ側
David00:04:02

はい。ありがとうございます。
それと、ここにもう 1 人チームのメンバーがいます。ドバイ拠点の者です。チーム内のいろいろな機能と密に組んで進めていますので、そこも申し添えておきます。

David00:04:19

では投資のフレームワークについて。
ステーブルコインを考え始めたとき、当然ながらいろいろな側面が関わってきました。これを成り立たせるために何をしなければならないか、かなり考えを重ねてきました。
もちろん流動性が鍵です。ペッグの安定も鍵。そして不釣り合いなリスクを取らないこと
ですので投資チームは——実際にはチーム全体で——これを成り立たせるために何が必要かを詰めることに、相当な時間と労力をかけてきました。実施したテストについては、このあと Howie がもう少し詳しく話します。このモデルの主たる駆動要因は流動性で、自分たちで置いた流動性の基準を満たせるようにしたい。そこから組み立てていきました。

David00:05:26

USDR について、つまりステーク/アンステークの側の話ですが、私たちは2 ブック制を作りました。
ブック 1 があります。資産のプールは 1 つですが、ブック 1 はアンステーク側から見た即時の流動性を反映しています。USDR はいつでも出入りできるからです。
そのために IPS——投資プロセスの手引き——に、何ができて何ができないかというガードレールを書き込んであります。流動性を守るため、そしてもちろんペッグの安定を守るためです。

David00:06:14

ブック 1 は、最低 45% をトークン化されたマネー・マーケット・ファンドに置くことになっています。すでに選別も済ませました。いわゆる定番どころを見ていて、これで必要な即時の流動性が出ると考えています。
それから CLO ETF も見ています。今 StoneX という TradFi 側のプラットフォームを通じて買っている CLO ETF は AAA で、非常に流動性が高い。ですので NAV の変動はごく小さいはずです。
これは配分の 25% 程度、正確には取りうる上限として置いています。
そしてプライベートクレジットもやります。ここまでがブック 1 です。

David00:07:11

ブック 2、つまりステーク側には 7 日間のクールダウン期間があります。そのぶん、少なくとも半分を CLO ETF に置けるバックテストをした結果、置いた流動性の要件を満たせると分かっているからです。
そして残りの 50% はプライベートクレジットに入ります。

David00:07:45

……すみません、こちらのスライドですね。2 ブック制です。
私たちは社内向けのプロダクトを作っていて、ステーク比率をリアルタイムで見られるようになっています。

David00:08:03

そして日次で——トレジャリー機能投資機能があるのですが——トレジャリー側が日次でポートフォリオを再配分・リバランスします。
これによって、ステーク比率がどうであっても、置いた要件を常に満たしている状態にできます。

3 つのスリーブ
David00:08:30

そして、さきほど話したスリーブの話です。私たちは3 つのスリーブと呼んでいます。
1 つめが、いま説明した流動性バッファ。これがティア 1 です。とにかく流動性が高い。即時の流動性です。これが私たちの流動性バッファになります。

David00:08:54

次に、さきほど触れた B1 が CLO ETF です。これは変動金利なので、デュレーションの影響が入りません
規模が大きくなったら社債(corporate notes)も見ていきます。ただしこれは、相当な規模にならないと動かせません

David00:09:20

そしてプライベートクレジット。ここが、いわば私たちのスイートスポットです。私自身からも、Howie からも、そして(ドバイのメンバー)からもお聞きのとおり、相当な投資経験があります。
過去に案件をやってきました。成功させてきた案件があり、小さいものも大きいものも、いろいろな仕組みのものもあります。ですので実行できるチームがそろっていると考えています。

プライベートクレジットをどこから取ってくるか
David00:09:48

プライベートクレジットの側では、案件の取ってき方にいくつかの道があると考えています。
まず自前の案件発掘の力、つまり私たちのネットワークです。15 年、12 年ほどこの世界でやってきたので、誰がいるかを知っています
対象は基本的にフィンテック、少なくともデータで動く会社への投資です。どのみち多くの会社はその段階に行くと思います。
具体的には、新興国市場で与信を提供するフィンテックです。たとえばスマートフォンを分割で買うバイクを分割で買う。あるいは単に与信が必要な場合もそう。
新興国市場で見えるのは、こうしたプレイヤーがしっかり資本を積んでいることです。エクイティでかなりの資金を調達できている——つまり健全なエクイティの層があり、その上に私たちが融資できるということです。

David00:11:07

アフリカについては、基本的にプレイヤーを全部知っています
それ以外の国では、データで動くプライベートクレジットのファンドのいくつかと組んでいます。1 ダースほどあって、誰がいるかは把握していますし、すでにデューデリジェンスも始めています。投資自体はこれから始めるところで、これはファンド・オブ・ファンズ的なやり方です。
これによって、アジアやラテンアメリカの面白い案件に届きます。共同で組成(シンジケート)する可能性もあります。

David00:11:49

ここで流動性の観点から確実にしておきたいのは、12 か月を超える債権は持たないということです。相手はもっと長い期間を望むことが多いのですが、流動性を提供できる状態を保つためです。

デューデリジェンスと組成
David00:12:08

デューデリジェンスのやり方ですが、さきほど触れたとおりデータチームと密に組んでいます。自分たちでもやりますが、データチームとも一緒にやる。
見るのは各社のローンテープです。補足個々の貸付の明細データのことです。かなり深く入り込みます。自分たちでそのデューデリジェンスができる能力があると考えているからです。
ローンテープからは、基本的にローンテープと会社の財務諸表を突き合わせて、その会社が健全な状態にあるかを確かめます。
それと法務も当然見ます。自社のジェネラル・カウンセルがいます。かなり厳密なデューデリジェンスを一通りやるので、それによって案件をより良く組成できるし、やらないという判断もできる断らなければならない案件は必ずあります

David00:13:03

そしてストラクチャリングです。私たちはシニア・セキュアード(優先・有担保)で自己償還型のものを好みます。
組成の時点でカバレッジと担保のテストを入れ、コベナンツも入れます。ですのでそれなりの手間がかかります

David00:13:19

もうひとつやっているのがモニタリングです。投資先とデータ連携してあるので、変化があったときにより良く監視して手を打てるし、再投資もできます。資金がもっと入ってきたときに、より速く配分できるということでもあります。

David00:13:44

ざっとこんなところです。ポートフォリオをどう組んだか、案件をどうやるか、そしてペッグの安定をどう支えるか、という話でした。

バーベル構造 — なぜ真ん中を持たないのか
Howie00:14:03

David、ありがとう。
私からは、David がいま説明したフレームワークのいくつかの点に軽く触れつつ、流動性への注力を強調したいと思います。

Howie00:14:24

ポートフォリオのスリーブ間で資本をどう配分するかをどう考えているか。
今のポートフォリオの構成は、意図的にバーベル型にしてあります。片方の端には、非常に短くて非常に流動性の高い商品——当然ながら利回りは低い。もう片方の端には、契約にもとづいて自己償還していくプライベートクレジット——これがスリーブ C にあたり、当然ながら利回りは高い。
その間にはほとんど何も置きません。これは選択です。

Howie00:14:52

中間のデュレーションで混ぜると、たいてい両方の悪いところを取ることになります。ストレスのかかった償還の局面で売るには流動性が足りない資産になってしまう。そして、私たちが設計しているのはまさにその局面です。ストレス下で償還に応じられるかどうかを知りたい。
純償還が 1 標準偏差、2 標準偏差を超えてきたときに、それでも応じられるか。
中間の帯では、極端な償還局面で売れるほどの流動性はなく、受け入れた非流動性に見合うほど利回りも出ない。ですのでバーベルは、この 2 つの役割をきれいに分けてくれます。流動性の高い側がスリーブ A と B1、利回りが高く流動性の低い側がスリーブ C です。

償還が来たときの順序
Howie00:15:41

そして厳しい償還局面での防御の順序は、このバーベル構造から自然に決まります。
David が言ったとおり、スリーブ A日中の現金の出どころで、トークン化されたマネー・マーケット・ファンドに置いてあります。1 日以内に、満額で換金できる——T+0、T+1 ということです。価値を実現するために流通市場を通す必要がありません。

Howie00:16:10

スリーブ B1 がウォーターフォールの 2 番目に来ます。これは取引所で売買されるもので、T+1 から T+3 でモデル化しています。つまりいちばん良い執行が取れる前提では置いていません。ポートフォリオのストレスモデルを回すにあたって、より保守的な取り方をしたということです。

Howie00:16:38

スリーブ C のプライベートクレジットが最後になります。ただ、ここは正確に言っておきたい
ポートフォリオの配分の枠組みを作るときも、時間の経過とともにプロトコルの状態を監視するときも、私たちが使うカバレッジの計算では、スリーブ C の流動性はゼロだと置いています
実際には、スリーブ C のプライベートクレジットは契約上のスケジュールで返済されます現実には毎月キャッシュが戻ってくるのが見えます。ですが、それを流動性のモデルの前提には入れていません。これも、配分を組むうえで保守的にするためです。

Howie00:17:22

そしてこの 3 層の背後にもう 1 枚、ポートフォリオの過剰担保という支えが入ります。余剰の資産——ポートフォリオ内の純資産——を持っておいて、商品が時間とともに動くなかで生じるショックを吸収するためです。
ですので防御は 3 つあり、いずれも市場でのペッグを守ることに向かっています。

David00:17:55

ええ。

「規模が大きくなるほど楽になる」
David00:17:58

もうひとつ付け加えると、流動性の枠組みでここまで保守的にしてきた理由は、プライベートクレジットをディスカウントで売りたくない——というより何であれディスカウントで売りたくないからです。

David00:18:17

ひとつは流動性に応じられる能力を持つこと。それに加えて今かなり力を入れているのが、プライベートクレジットを担保に流動性を——与信を——取れるようにすることです。これができれば、流動性の枠組みの面で非常に大きい。ゲームチェンジャーとまでは言いませんが、私たちにとって意味は大きいです。

John00:18:46

ちょっとそこに付け加えさせてください。

John00:18:50

ところで、みなさん、ここの説明はすばらしいと思います。
ひとつ、頭の中の型として持っておくと役に立つと思うのは、この手の事業は、大きくなるほど全部が楽になるということです。
ローンチした最初の時点で持っていないのは、統計をモデル化できるだけの膨大な人数です。「この水準の数字になるとかなり自信を持って言える」と言えるだけの母数がない。大きくなるほど良くなります。システムに関わる人が増えるほど、予測しやすくなり、全体が穏やかになる
ただ、まさにその理由で、最初のうちは非常に慎重でなければならないということでもあります。投資チームがここで示しているのは、そういうことだと思います。

ストレステスト — 48 本の実データ
Howie00:19:35

そのとおりです。では戻ります。ちょうどいい繋ぎですね。

Howie00:19:40

私たちが作った枠組みが現実と出会うところ——つまり実際に観測されるものの話です。比較対象になるプロトコルの価格の動きと TVL について。
私たちは月次ではなく日次のデータでシミュレーションしています。月次平均は、内側でかなりのものを隠してしまうからです。TVL と償還はきわめて変動が大きいので、高頻度の時系列で見る必要があります。
そして仮想のショックではなく、市場で実際に観測されたストレス事象に合わせて較正しています。

Howie00:20:22

つまり市場で実際に観測された償還の強さに対してテストしているということです。
そのシナリオを回しました。厳しい償還局面の系列が 48 本あり、それをモデルに通して、ベースケースにおいてスリーブ A・B・C のあいだをどう配分するかの較正に使いました。

Howie00:20:49

当然ながら、ステークしていない USDR は予告なしに即座に出ていける——これはコールの前半で出た点です。一方で sUSDR は 7 日のクールダウンを抜けなければならない
ですのでモデルでは 8 日目が決定的になります。T0 からモデル化すると、8 日目は 2 つの集団が同時に償還の需要を出してくる瞬間です。どのモデルでも、そこが制約となる箇所になります。

Howie00:21:19

そしてモデルでは、すべての資産をストレス下の価格で売っています現在の簿価ではありません。スリーブ B1 なら、純資産価値より 10〜15% 下というあたりです。それが前提です。
そして誰かが額面で入ってきて買ってくれる、とは仮定していません

Howie00:21:39

モデルの中のウォーターフォールは、説明した固定の順序で流れます。まずプロトコルの現金、次にスリーブ A、そしてスリーブ B1。ただしモデルの予測では、スリーブ B1 が continuously スリーブ A を補充し続けています
結果としては、私たちが定めた臨界規模を超えるプロトコルについては、流動性のあるスリーブだけで償還の取り付けを全部吸収できましたどの時点でも待ち行列は発生していません。
ただしこれはあくまでモデルの出力であって、保証ではありません。そこの言い方には気をつけたい。
少なくとも、流動性のあるスリーブと、非流動な利回り生成のあいだを配分するにあたって、この程度の慎重さは取ったということです。

Howie00:22:26

チャートがあります。付録にあるランですが、手短に触れておきます。
これはランの一例です。厳しさで言えば中くらいのもので、もっと厳しいものも、もっと緩いものもありました。ある配分の初期値を置いたときに、バランスシートが日ごとにどうなるかを示しています。下から読んでください。
濃い色がスリーブ C で、この償還のプロファイルの中では 1 つも売られていません

Howie00:22:56

この図から2 つの仕組みを引き出しておきたい。
まず、置いた決済の前提は保守的で、ヘアカットも含んでいます補足ヘアカットは、売るときに簿価から差し引く安全余裕のことです。
そしてスリーブ A は日中に換金されるものとして入れています。ただし、それが何を意味するかも織り込もうとしていますT+0 時間なのか、T+1 時間なのか、T+6 時間なのか。日中の話では、そこが効いてきます。
そしてスリーブ B1 は T+1 から T+3 でモデル化しています。

Howie00:23:26

結果は右側です。これはモデル化した 48 本の実データにもとづくランのうちの 1 本にすぎません。
満たせなかった待ち行列のピークはゼロで、それがゼロ日間続いた——つまり一度も発生していない。そして売らなければならなかったスリーブ C のプライベートクレジットの額もゼロです。これは、David がコールの前半で触れていた点に戻る話です。

Howie00:23:48

これは偶然ではありませんこの配分は、実際に起きた事象に対してモデルを回した結果です。償還の変動はこれほど大きくなりうるので、バーベル型の考え方と配分が、はるかに優れていると考えています。ペッグを守り、必要なときには常に償還を可能にするという意図から見れば、ということです。

Howie00:24:14

ほかのお二人から補足があれば。なければ質問を受けてもいいと思います。

過剰担保
David00:24:21

ひとつ、言い忘れていたことがあります。プロトコルの内側でも、資産の過剰担保があります。
私たちが行う投資そのものに過剰担保があるだけでなく、投資先の会社も、自分たちの借り手に対して過剰担保を取っています

David00:24:43

ですので資産の内側にも過剰担保があることを確かめています万が一デフォルトが起きた場合でも、それを吸収できるだけのバッファがあるようにするためです。それも申し添えておきます。

Q&A — どこまで大きくするのか
Ben00:25:10

すばらしかったです。
質問がいくつか来ています。聴いている方は、右上のチャットの吹き出しを押していただければ質問できますので、お答えします。

Ben00:25:22

参加者Aさん——日本のコミュニティの中心的なメンバーのおひとりです——から、規模についての質問です。
RealFi は最終的にどれくらいの規模を目指しているのか。あるいは USDR が効果的に、あるいは最適に動くには、おおよそどれくらいの資本が必要か。そしてそこに至るロードマップは、現時点で共有できる範囲でどうなっているか。」

John00:25:45

私が取りましょう。
私の見方では、これは 9 桁になると、はるかに、はるかに楽な事業になります9 桁のどこかというのは、まあ「紐の長さはどれくらいか」という類の話ですが、1 億ドルを超えれば投資ポートフォリオの配分という観点から見て、格段に楽になると考えています。

John00:26:19

理由は大きく 2 つです。
1 つめ。投資 1 件あたりの金額を大きくできるので、条件をより良く交渉できるのが普通です。単純に良くなります。
2 つめ。プライベートクレジットのポートフォリオが大きくなれば——さきほど David が示唆していたことですが——一定の規模から、そのポートフォリオを担保に借りられるようになります。

John00:26:47

たとえば最悪の状況を考えてみてください。crypto で何かとんでもないことが起きて、全員がエクスポージャーを引き上げようとして償還してくる
その場合、私たちは償還に応じて、流動性のあるスリーブを全部売り切ることになります。マネー・マーケット・ファンドと CLO ETF です。
そこで、「現金が尽きたので、プライベートクレジットが償還されるまで全員待ってください」と言う代わりに、そのポジションを担保に借りて返済できる
つまり個人がこれを保有している状態から、銀行が与信枠を出してくれる状態に切り替えるわけです。その資金で返せる。その段階まで来ると、非常に堅牢です。
これが効き始めるのは、TVL が 1 億ドルを超えたあたりからだと思います。

John00:27:39

ではどこまで行きたいか
私の見方では、これは50 億ドル、70 億ドル、100 億ドル——数字は何でもいいのですが——そこまでスケールしうると思います。
Ethena の例を見れば、トークン化されたベーシス・トレードで、ピーク時に 170 億ドルまで行ったはずです。RealFi のようなものが、時間をかけてそこに届かない理由はないと思っています。
数か月で到達すると言っているわけではありません。ただ Ethena は数か月で 40 億ドルの水準に達したと思います。ですので可能ではある、というのが私の言いたいことです。

John00:28:14

ではどうやってそこへ行くかしっかりした GTM の戦略はあると思っています。
まず Cardano から始めます。次に EVM の世界にローンチする。そしていくつもの vault プロダクトで展開します。資本が動いていく先はそこです。

John00:28:35

さらに、こうした vault で私たちのプロダクトが面白いと思っているのは、レバレッジのループ戦略です。
約束ではなく、あくまで仮の数字ですが、RealFi で 8%、8.5% 得られていて、ドルの借入コストが 5% だとします。するとそのポジションにレバレッジをかけられる
100 ドル分の USDR を買ってステークし、そのポジションを担保にドルを借りて、また入れる。資産が良質で、その水準を割り込まないかぎり、リターンを比較的簡単に増やせるやり方です。
ただし資産に問題が起きた場合には、下振れのリスクも倍加することは頭に置いてください。
この手の戦略は crypto で非常に人気があり、Ethena の大きな成長につながりました

John00:29:33

それと、もちろん CEX の戦略もあります。いくつもの CEX に earn プログラムがあって、ステーブルコインを保有している人が魅力的な利回りの数字を取りやすいようになっている。CEX はそういう形で相当な流通を押し出します
最後にもうひとつ大事だと思うのは、sUSDR が取引ポジションの担保として受け入れられれば、これも大きな出来高につながりうるということです。ステークした USDR をデリバティブやパープのポジションの担保として差し入れられるなら、これも crypto でよくある使われ方です。

John00:30:14

ひとつ、本当に実現してほしいと思っているのが AlphaGrowth との取り組みです。Cardano の DeFi の基本部品を強くすることで、ここで話したような面白いことを Cardano でできるようにする。そして他のネットワークにいる crypto のアロケーターを Cardano に呼び込んで、同じ活動をしてもらい、そちらでも TVL を伸ばす。それができたら本当に良いと思います。

John00:30:44

正直なところ、これらの組み合わせで、TVL は 9 桁以上を目指していますここにいるみなさんの後押しがあれば、できるかもしれないプロダクト・マーケット・フィットはあると思っています。

Q&A — その日の流動性を超える償還が来たら
Ben00:31:03

John、ありがとうございます。
次は参加者Bさんからで、その日に使える流動性より大きな償還が来たらどうなるのか、そしてそういうシナリオをどれくらいの頻度でテストしているのか、もう一度触れてほしいという質問です。

David00:31:22

私からお答えします。
さきほど述べたとおり、ブック 1 の 45% はトークン化されたマネー・マーケット・ファンドにあります。これは最低 45% なので、55% や 50%、60% になる可能性もありますどれくらいの利回りを取りたいか、どれくらいのリスクを取るかにもよります。

David00:31:52

私が言いたいのは、50% を超える償還が見えた場合には、その先に T+1 と T+2 の CLO ETF がある、ということです。
ただ、1 日で 50% の資金流出というのは、非常に極端で、ほぼ起こりそうにないシナリオだと考えています。
それでももし起きたら、残念ながらゲート(制限)がかかりますただし翌日には、すぐに埋め合わせられます。

John00:32:34

そこに付け加えると、本当に最悪のシナリオでは、要するに償還を止めます。これはステーブルコインの標準的な対処法です。
どんな状況でもそれをやりたくない理由は、ペッグを失うことにつながりうるからです。

John00:32:52

多くのステーブルコインがペッグを失って、非常に速く回復させています。ですので必ずしも致命傷というわけではありません資産はそこにあって、質も良いので、短期の市場の問題ではあります。
とはいえきわめて良くないシナリオです。だからこそ、そうならないようにするための作業を全部やっているわけです。

Q&A — ひとことで言う差別化要因
Ben00:33:16

ありがとうございます。
David と Howie に。このコールを聴き終えたあと、誰かに RealFi を説明する人にとって、このプロジェクトの鍵になる差別化要因は何になるでしょうか。たくさん会話をしてこられたと思うので、どう考えますか。

David00:33:36

他のステーブルコインとの差別化要因、ということでしょうか。

Ben00:33:43

RealFi について、何が独自なのか、何が特に面白いのか。誰かが今日のコールを聴いて RealFi を説明するとしたら、どの点を挙げてほしいか、どの話が広がっていってほしいか

David00:34:02

差別化要因は、まず20 人、30 人の非常に優秀な人間がこれに取り組んできたことです。
そして2 ブック制を作り、チーム全体がその後ろで動いていること。私たちは非常に保守的にやってきました。そしてこれが正しいモデルだと本当に信じています

David00:34:33

投資チームの全員が伝統的な金融の出身でもあります。ですので何ができて何ができないかを知っています
それに質の高い資産を見つけられる力があり、それが同時にインパクトも生む。アフリカだけでなく、新興国市場全体で。
私たちがやっていることはこれまでになかったことだと思いますし、みなさんにも大いに期待していただきたいと思います。

Ben00:35:10

Howie、John、付け加えることはありますか。

Howie00:35:11

いえ、それでかなり正確にまとまっていると思います。
要点は、持続可能なリターンを生もうとしていること、そしてそれが実際の実物資産から来ていることです。
これは DeFi の世界の変動の大きい資産のリターンとは、相関がない、あるいは相関が低いものになりえます。そして実物資産から生まれるので、現地で実際のインパクトも——世界中でですが、とくに新興国市場で——生めるはずです。

Q&A — コミュニティにできること
Ben00:35:55

本当に良い回でした。考えるべきことをたくさんいただきました。
コミュニティを代表して、あるいはこのあと RealFi の話をする人を代表してお聞きします。コミュニティの側からできることはありますか。投資チームにとって特に役立つ貢献やつながり、活動で、呼びかけたいものはありますか。

David00:36:22

はい。私たちはいつでも話をするのを歓迎しますので、気軽に連絡して質問してください。
それと投資チームにいる立場としては、面白い機会や投資家を常に探しています。機会という点で言えば、質の高い資産に投資したい。ですので、もし良い事業をやっていて成長したいと思っている人をご存じなら、私たちがその成長を手伝えます。それが私たちからのお願いになります。

David00:37:00

Howie、どう思いますか。

Ben00:37:01

何か良い判断基準はありますか。

Howie00:37:04

ええ、ええ。

Ben00:37:06

良い判断基準は何でしょう、Howie。

Howie00:37:08

高リスク——

Ben00:37:08

失礼、判断基準です。

Howie00:37:09

高リターンで、リスクなし。

Ben00:37:11

ああ、高リターンでリスクなし。

Howie00:37:14

高リターンで、リスクなし。

David00:37:15

それがお願いです。

Ben00:37:18

それは、誰かが事業を知っていて、直接そちらに来てもらうという形でしょうか。それとも、その事業を別の誰かにつなぐのを手伝う形でしょうか。おおまかにどう動きますか。

David00:37:30

いえ、直接こちらに来ていただいて大丈夫です。投資チーム宛のメールアドレスがあります。補足コール中では investment@(RealFi のドメイン) と読み上げられました。
もちろん依頼はかなりの数来ます。

David00:37:44

私たちがほかと違うところとしては、いつも非常に速く返すこと。そして追いかけるかどうかをかなり速く判断できることだと思います。

Ben00:37:57

すばらしいですね。地理的な条件はありますか。たとえば日本の事業者が来てもよいのか、それとも特定の地域だけを見ているのでしょうか。

David00:38:08

いえいえ、そんなことはありません。私たちはセクターを問いませんし、地域も問いません
ですのでかなり幅広くできますし、そこも私たちが違うところだと思います。1 つの国、1 つの大陸、1 つのセクターに偏らない、本当に分散したポートフォリオを探せるということです。リスクの観点から見て、それが効いてきます。

最後に — mainnet の日付と、初めての大口 mint
Ben00:38:37

みなさん、来てくださって本当にありがとうございました。私自身、とても楽しめました。そこは自分本位ですが、ともかくありがとうございました。
John、最後の一言をお願いします。まとめでも、付け加えたい点でも。

John00:38:53

そうですね、mainnet の機能と範囲は、もう固まりました
少しネタばらしになりますが、昨日、初めての大口の mint——7 桁のもの——がありました。ですので資産の買い付けを始めています

John00:39:11

Rob の見せ場を取りたくはないのですが、mainnet の日付をごく近いうちに発表します。そこに向けて動いています。ですので今はとにかく前へ前へという状態です。これを世に出すのが本当に楽しみです。
みなさんが投げてくださっている論点も、近いうちに全部かたちになります

Ben00:39:34

すばらしい。みなさん、ご参加ありがとうございました。聴いてくださってありがとうございます。お友達にも伝えてください。来週の金曜、また RealFi Office Hours でお会いしましょう。ありがとうございました。

David00:39:45

ありがとうございました。みなさん、どうもありがとうございました。